組織改革のプロ・コンサルが教える会社が生まれ変わる5時間授業仁科雅朋アマゾンキャンペーン

　この本は、会社を変えたいと切に願う経営者や、もっと組織の生産性を上げたいと考えている管理職の方々、さらにはチームのやる気を高めて、やり甲斐のある職場に変えたいと願う全てのリーダーのために「組織を変革するためのノウハウ」を大胆に書き下ろしたものです。

　本書は、筆者がコンサルタントとして20年以上積み上げてきたノウハウを、実際に行った事例と講義スライドをもとに展開していきます。さらには、現場のヒアリングから課題を抽出し、オーナーへの最終提案、クロージングを経て、プロジェクトをスタートさせて、紆余曲折を交えながら最終的には大きな成果を創出した、その軌跡を描いています。

　もちろんコンサルタントは、クライアントの情報を守らなければなりません。また、コンサルタントは知識だけではなく、実際のコンサルティングの現場から掴んだノウハウがとても重要です。コンサルタントの力量は、間違いなく現場経験に比例します。またコンサルティング業界も競争が激しく、多くのライバルが存在します。

　正直に言うと、この本の内容は、あまり公表したくありません。

　ただ、私はクライアントの秘密を守りながらも、自分がこれまで培ってきたノウハウをみなさまにお伝えすることを選択しました。なぜなら、この本は、私自身がコンサルタントとして駆け出しの頃に、まさに知りたかった内容そのものだからです。

　この本を通じて、できるだけ多くの人に組織改革の要諦を掴んでもらい、「会社も人も、いつでも、いくらでも変えることができる」ということをご理解頂きたいと思います。そして、何か一つでもピンときたら、ご自身の職場で活用して頂くことを願っています。

　もちろん私もコンサルタントとして成長過程であり、まだまだ学び続ける立場にありますが、この機会に一度これまでの経験を振り返り、ノウハウとしてまとめてみました。最後まで読んでいただければ幸いです。

仁科雅朋

Chapter1　コンサルタントとは何か

01　コンサルタントにより専門性が違う
02　クライアントの違いにより変わるコンサルティング手法

Chapter2　コンサルティングの概要

01　この本の事例のコンサルティング
02　プロジェクトの基本的な流れを理解する

Chapter3　【コンサルティング実況講義】組織変革プロジェクト ～サニー社の事例～

01　サニー社のクライアント情報
02　サニー社の社長との面談で問題認識を共有する
03　事前ヒアリングで問題を浮き彫りにする
04　最終提案（問題と解決策の提示）
05　コンサルタントの組織変革講義（キックオフ編）
06　コンサルタントの組織変革講義（事業運営構造編）
07　コンサルタントの組織変革ワーク　―課題形成と問題解決―
08　責任者会議　―問題解決の企業体―
09　マーケティング開発部の川村部長の貢献
10　組織変革講義　―営業の基本編―
11　プロジェクト前半の推移
12　プロジェクト後半は成果創出を狙う
13　プロジェクトの最終講義　―集団的知性の創発とセレンディピティ―
14　成果報告会で圧倒的なプレゼンテーションを飾る
15　オーナーへの総括と課題提案によりプロジェクトを完了
16　組織変革のポイントは心の生態系を理解すること

Chapter4　これからの組織に必要なこと

01　世代間の葛藤を克服する
02　「働きやすさ× 働きがい」を追求する
03　Ｚ世代の考え方が世界の潮流
04　オーセンティック・リーダーシップ

まとめ　会社を動かす“テコ”の原理

仁科雅朋（にしなまさとも）

組織変革コンサルタント／株式会社ジーンパートナーズ代表。
1966年、東京都町田市生まれ。中央大学法学部卒。

大学卒業後、味の素（株）に入社。当時から自部門のみならず他部門の問題について相談を受けることが多く、後により多くのビジネスパーソンや組織の問題解決を支援したいという思いが加速し、コンサルタントに転身。
業績の良い組織は何が違うのかを徹底的に分析し、「明確な目標と戦略のもとに、チームでPDCAを高速化させれば、業績は必ず向上する」ことを実証。
以後20年間、20億から1兆円を超える大企業を指導し、関わったすべてのクライアントの業績を向上させてきた。
「いつでも、どんな組織でも輝かしい業績を上げることはできる」をモットーに全国を飛び回り、日々多くの企業に意識改革と組織革新を起こしている。
著書に『「グチ活」会議～社員のホンネをお金に変える技術』（日本経済新聞出版）、『心理的安全性がつくりだす組織の未来』（産業能率大学出版部）などがある。

仁科社長のコンサルのビフォーアフターを比較すると、社員の意識が大きく変わり、属人的に仕事を進めるのではなく、チームとして動けるようになったことが、一番大きいです。社員が主体的に考え、行動できるようになったと思います。私自身も目先の業績だけでなく、中長期的な視点で大きな潮流をみながら会社を考えられるようになったのは、大きな前進です。
（食品加工メーカー　社長）

仁科さんは、最初から組織の問題をズバズバ指摘されます。その歯に衣着せぬ物言いが心地よく、私としてはよくぞ言ってくれたと、心強い味方を得たという思いでした。その発言の裏にある、会社は変われるという熱い思いと、人としての深い愛情が感じられて、初対面で魅了されてファンになりました。
（IT系会社　社長）

これまでのコンサルの実績もあり、組織を改革するポイントを良く知っている方だと思います。長年沁みついた「しがらみ」や「馴れ合いの人間関係」は会社をダメにしますが、社内だけではどうしようもないことがあります。仁科社長のようなコンサルタントにご支援頂く意義はここに尽きるとい思います。
（医療機器メーカー　専務）