ジーンパートナーズの仁科雅朋です。
よく、「悩む」と「考える」は違うと言いますよね。
ある人は、
「悩んでいる暇があったら、考えろ!」と。
そういう人に「悩む」と「考える」の違いは何ですかと聞くと
「悩むというのは、感情に囚われて、無意識にネガティブな思考にハマっている状態で、
考えるというのは、答えを出すという前提でポジティブに思考を巡らせている状態だ」
といいます。
確かに、一瞬なるほどと納得するのですが、また疑問が湧いてくるのです。
果たしてネガティブな思考に囚われない人はいるのでしょうか。
悩むという状態に陥らない人はいるのでしょうか。
結局、ネガティブが悪く、ポジティブが良いといいたいのだろうかと。
私は、ネガティブに悩んでいるのも、ポジティブに考えているのも、
答えがでていないという意味では、同じ状態だと思うのです。
そこはどちらでも良いと思うのです。
ここで言う答えを出すというのは、
やるのか、やらないのかという選択をすること。
そして、どちらかの選択をしたときに、
まだ、感情のもやもやが晴れていないようであれば、
思考が足りていないということなのではないでしょうか。
そして、さらに思考を進めるための重要な問い、それは、
「今の私は、自分に正直になれているのだろうか」
という問いだと思うのです。
やるか、やらないかの意思決定をする際に、いつも迫ってくるその問い。
悩むにしろ、考えるにしろ、その先に問われているのは
自分の気持ちに正直になれているかどうか
いつもそのことなのではないでしょうか。