『グチ活』会議とは
『グチ活』会議とは、社員のホンネに火をつけて、会社変革を起こす画期的手法のことです。
多くの日本企業は階層型組織になっており、この形態の特徴ははポジションが上の人に権限とパワーがあるというです。このような組織は上位者に対して建前が先に先行しやすく、本音で話すことが難しいという弱点があります。
日本人が得意とする「察する文化」、不要な波風を立てないという意味では非常に高度なコミュニケーションが求められるのは事実です。しかし、時代が急速に変化し、これまでのパラダイムが通用しないという状況がいたるところで起こっています。
ヒトの重要性
企業はヒト・モノ・カネ・情報で構成されており、どれが欠けても成立しないのが経営ですが、中でもヒトにより企業の盛衰が大きく左右されのは明白でしょう。さらに言えば、企業の業績はヒトのモチベーションに依拠していると言い換えることもできるでしょう。
例えば、モチベーションが低い営業パーソンが、いきなり大きな業績をたたき出すことがあるでしょうか？
例えば、やる気のない事務員が、会社の業務改善案をどんどん上げてくることはあるでしょうか？
ヒトは理想を求めて生きています。他にもっといい職場があるのではないかと思うから転職するのです。
逆に、ここにいたら成長できる、可能性が拓けると思えば、働き続けたいと思うのがヒトです。
この心理は万人共通で年齢も関係ありません。期待されるから、期待に応えたいとうのがヒトです。
グチの心理とグチ活会議
『グチ活』会議とは、人間の心理に基づいた、不変の法則で成り立っています。『グチ活』会議を前提としている不変の法則とは人間の「業」の肯定です。「グチを言うな」「悪口をいうな」といってもストレスが溜まればつい口をついてしまうのです。しかし、グチとはその心理の背景には「ありたい姿」に対する裏返しの表現でもあるのです。
これまで数々の企業で行い、奇跡的な変革をいくつも起こしてきた『グチ活』会議を通して、明確になったことがあります。それはグチに勢いがあれば、変革を起こす大きなチャンスだということです。グチに勢いがなければ、逆に諦めの境地に達している場合が多く、前者に比べて変革に時間がかかります。
いずれにせよ、グチは変革のバロメーターであり、業績向上の梃子であるのです。
いままで誰もが見過ごしてきた『グチ』を居酒屋やカフェから引っ張り出し、『グチ活』会議として社内で正式に行えば、変革の問題解決会議となり、業績向上の大きな第一歩を踏み出すことができるのです。
是非、この画期的手法、『グチ活』会議を社内で試みて頂きたいと思います。
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