大手食肉加工メーカー

システム部との本音の話し合う場が業績回復に

当初の課題

業績が低迷している大手量販担当の首都圏営業部にテコ入れの支援に入った。
課題を洗い出すと、事務作業に追われ、営業に従事する時間が極端に少ないことが分かった。
事務作業の内容を分析すると、受発注システムへの毎日の入力に2時間かかっているということが判明。入力した発注数量が生産量と連動しているため、営業としては得意先への欠品を恐れ、多めに入力するという手段をとっていた。
結果として、商品が恒常的に過剰となり、その在庫の処理に悩まされるという悪循環を繰り返していた。
組織運営の課題が浮き彫りになった。

コンサルティングポイント

上記課題をどう解決するかをメンバーと検討したところ、システム部にこちらの現状を伝え、何か他の効率的な入力方法はないかを話し合う場を設ける必要があるとの結論にいたった。
組織と組織の話し合いは、正式な意思決定の場となる。数回に分けて、慎重な話し合いがなされた。

プロジェクト成果

議論を重ねた結論として、多少のシステム投資が必要だが、定番品は打たずによく、特売に入った商品のみを入力するというシステムに改善された。
結果として、本業の営業活動に従事する時間が飛躍的に向上し、業績は順調に回復していった。