大手飼料会社

『グチ活』会議を通して、真の問題が明らかに

当初の課題

一部上場企業の飼料会社、20部門中、万年最下位、赤字部門の立て直し。
製品の品質が悪く、在庫切れ、納期遅れ、賞味期限切れなど得意先からのクレームが多発。
離職率も高く、部員のモチベーションが低いという状態。

コンサルティングポイント

1年間のプロジェクト。『グチ活』会議により、不満、不平、文句など洗いざらい吐き出し、不満の解消と問題の特定を図った。
3時間×3回程度の『グチ活』会議を通して、真の問題が明らかになった。
生産工場との関係が悪化、コミュニケーション、指示、連絡の行違いが頻発しており、生産工場側も不満がたまり、バリューチェーンが脆弱になっていた。そのため、生産工場と営業とで「どうしら顧客に満足度の高い製品をお届けできるか」をテーマに正式な会議を設けた。
これまで一度も正式に、合同会議を行っていなかったことが問題。
その後、顧客を中心において、一段高いレベルの目標を合意し、その進捗チェックと連絡ミスをなくすための定例会議を行った。

プロジェクト成果

1年後、マイナス1億の赤字から、5億の黒字に転じた。
毎年行われる事業部表彰で、前年最下位から一気に1位になり、最優秀部門として表彰、部員全員が金一封を手にした。
その際、他の事業部長からの「たまたまだろう」的なコメントがあり、さらに奮起した部員はその翌年も大幅黒字をたたき出し、2年連続で最優秀部門に選ばれた。